難治性ニキビ治療のイソトレチノイン

ニキビ治療には軟膏などの外用薬を使用するのが一般的です。しかし何度も繰り返して炎症を起こしたり、ひどく化膿したりする難治性ニキビには、イソトレチノインを成分とする内服薬が特効を発揮します。イソトレチノインはビタミンA誘導体を含み、皮脂腺に作用して皮脂の分泌を抑えたり、角質を溶かしたりする効果があります。つまり原因を絶つことで、根本からニキビを治療する薬です。そのほか炎症を鎮めたり、アクネ菌の増殖を抑えたりする作用もあります。
使用方法は1日1回内服するだけで、非常に簡単です。通常は4~6か月の投薬で効果が現れ、その後数年はニキビができにくくなります。他の治療方法で効き目がなかったニキビも、劇的に改善するケースが多く見られます。ただし効果が薄かったり再発したりする場合は、4~6か月の治療をもう一度行ないます。
イソトレチノインは欧米では一般的な薬として出回っていますが、日本では承認されていません。また医師の処方がなければ、個人輸入することも認められていません。その理由は重大な副作用の可能性があることで、厚生労働省からも注意が喚起されています。妊娠中の女性は死産や奇形のリスクがあるため、絶対に使用してはいけません。また使用中および使用をやめてから半年~1年ほどは、避妊する必要があります。男性も使用中はパートナーを妊娠させてはいけません。授乳や献血もできませんし、未成年の使用には保護者の承諾書が必要です。その他にうつや精神疾患などの可能性も指摘されています。ニキビ治療には極めて効果の高い薬ですが、そのぶん危険性もあるため、違法な通販サイトでジェネリックなどを輸入しないよう注意してください。
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